2005年 12月 02日
ロサ・パークス |
「アメリカ公民権運動の母」とも呼ばれるロサ・パークス女史が、人種分離(セグリゲーション)の思想が多勢を閉める南部で、バスの中で白人に席を譲ることを拒否したのが、1955年の12月1日。この日をきっかけにアメリカで人種的、経済的差別を受ける黒人の権利獲得が大きく叫ばれ、公民権運動勝利のきっかけになったともいえる出来事だ。 今日は、(アメリカではまだ12月1日なので)、全米のバスサービスは、後部座席にロサ・パークス女史の写真を掲げ、彼女の勇気ある行動を称えている。また彼女の生涯を振り返るさまざまなイベントも各地で行われたはず。公民権運動もパークス女史が席を譲ることを拒否した日もたった50年前の出来事であることにいつも驚く。そして人種的差別問題はまだまだ終わりを告げていないのは歴然としているのだ。ロサ・パークス女史は2005年10月24日に92年の生涯を閉じた。
by blackcollege
| 2005-12-02 07:25
| ブラックヒストリー