2005年 12月 10日
キャンパスツアー |
12月に入って私が働くノーフォーク大学も学期終了間じか。明日は卒業式も待っている。アメリカの大学では秋学期、春学期が終わる12月と5月の年に2回、卒業期を行うところが多い。大学学位を授与された学生達の将来は輝かしい。ここまでたどりつけずにドロップアウトしてしまう学生も多いのだから。特にブラックやヒスパニックなど、マイノリティーの人種にいたっては、大学の学位取得にこぎつけた事はその後の彼らの人生に大きく影響していくことでしょう。心からおめでとうと言いたい。
今日は、高校生達がキャンパスツアーにやってきた。リッチモンドというバージニア州の首都にある高校からの学生達。その大半は来年に高校卒業を控えた、まさに大学学生勧誘にかかわる私のターゲット。そこで学生達に質問してみた。「みんなの中で、現時点ですでに大学に願書をだした人、手をあげて!」 「・・・・・・」なんと、手は全く上がらなかった。現在アメリカでは多くの大学が、アーリー・アクションと言って、12月末、1月末ぐらいまでの間に願書と必要書類を提出した学生で成績優秀者には、その大学に必ず進学するということを条件に奨学金をだしたりするシステムを取り入れている。早くに優秀な学生を獲得しようという作戦は、日本もアメリカも変わらず。ということで、大学進学に真剣な学生達は高校の最高学年に上がった直後の10月ぐらいから大学出願をしてくるのだ。
都市に住む学生達は大学進学のプロセスに乗り遅れるパターンが多い。高校の質、進学カウンセラーの無関心、保護者の無関心、友人達の影響とさまざまな要因が重なっている。
大学の学費は自費で払うものという考えが一般的な日本だが、アメリカでは成績優秀者には奨学金が授与され、全く金をかけずに卒業に至る事も可能なのだ。
大学進学に早いうちから準備を始める学生達は、傾向的に郊外に住み、保護者も学歴があり、中流家庭以上のレベル。そんな学生達が、結果的に大半の奨学金を獲得し、大学出願にちょっと遅れた、財産的に苦しい家庭から来る学生達は大学に合格したものの、学費が払えないと涙にくれる。ジレンマだ。私達大学アドミッションカウンセラーはそれでも機会があるたびに、「大学進学の準備は高校1年から始めても早過ぎない。学業は大変だけれど、努力は必ず報われるのだから、とにかく成績向上に努めて。」と声を大にして訴える。今日の私のメッセージが1人でも多くの学生の心に届いていますように。
今日は、高校生達がキャンパスツアーにやってきた。リッチモンドというバージニア州の首都にある高校からの学生達。その大半は来年に高校卒業を控えた、まさに大学学生勧誘にかかわる私のターゲット。そこで学生達に質問してみた。「みんなの中で、現時点ですでに大学に願書をだした人、手をあげて!」 「・・・・・・」なんと、手は全く上がらなかった。現在アメリカでは多くの大学が、アーリー・アクションと言って、12月末、1月末ぐらいまでの間に願書と必要書類を提出した学生で成績優秀者には、その大学に必ず進学するということを条件に奨学金をだしたりするシステムを取り入れている。早くに優秀な学生を獲得しようという作戦は、日本もアメリカも変わらず。ということで、大学進学に真剣な学生達は高校の最高学年に上がった直後の10月ぐらいから大学出願をしてくるのだ。
都市に住む学生達は大学進学のプロセスに乗り遅れるパターンが多い。高校の質、進学カウンセラーの無関心、保護者の無関心、友人達の影響とさまざまな要因が重なっている。
大学の学費は自費で払うものという考えが一般的な日本だが、アメリカでは成績優秀者には奨学金が授与され、全く金をかけずに卒業に至る事も可能なのだ。
大学進学に早いうちから準備を始める学生達は、傾向的に郊外に住み、保護者も学歴があり、中流家庭以上のレベル。そんな学生達が、結果的に大半の奨学金を獲得し、大学出願にちょっと遅れた、財産的に苦しい家庭から来る学生達は大学に合格したものの、学費が払えないと涙にくれる。ジレンマだ。私達大学アドミッションカウンセラーはそれでも機会があるたびに、「大学進学の準備は高校1年から始めても早過ぎない。学業は大変だけれど、努力は必ず報われるのだから、とにかく成績向上に努めて。」と声を大にして訴える。今日の私のメッセージが1人でも多くの学生の心に届いていますように。
by blackcollege
| 2005-12-10 11:20
| アドミッションオフィス日記